多肉植物と一言で言っても、好みの種類って人それぞれですよね。
ローラは私が大好きな多肉のひとつです。
バラの様な綺麗なロゼット、夏でも薄紫を帯びた葉色、丸みを帯びた葉形・・・を園芸店やホームセンターで見かけて、思わず購入された方も多いのではないでしょうか。
そんなローラの購入後の管理方法と成長の様子をご紹介します。
また、植え替え方法などは他のエケベリアと共通するので、植え替えを考えている方の参考にして頂けると幸いです。
『目次』
①ローラとは
②購入後のお手入れ
③その後の管理方法
④私とローラの1年間の紹介
①ローラとは
エケベリア属で流通名「こころ」と呼ばれることもあります。
春・秋に生育するタイプで10〜25度で生育が旺盛になります。
原産国は中米
お父さんは静夜
お母さんはリラシナ
デレッセーナは姉妹(お父さんがリラシナでお母さんが静夜)
美人姉妹ですね☺️
ローラは日当たりを好みますが、強い直射日光が長時間当たるところは避けた方が良いです。
雨や冬の霜が直接当たる場所も育成環境に向いていません。
また、これはエケベリア全体に言えることですが、蒸れに弱いので風通しの良い場所を好みます。
②購入後のお手入れ
置き場所:一般的には、購入後1週間〜10日は屋外の半日陰で管理します。
ただし、屋内で販売されていた場合は屋外の日陰が良いと思います。
もともと屋外で管理されていたものは半日陰、とこれまでの環境を考慮し、徐々に自宅の環
境に慣らしてあげます。
水やり:多肉植物は葉に水分を溜められるので、頻繁に水をあげる必要はありません。
特に、購入時に土が濡れている場合は、土が完全に乾くまではお水をあげません。
逆に、土が乾燥している場合でも葉に張りがある場合は、急いで水をあげる必要はありませ
ん。
私の場合、購入後1週間程度は水をあげないことが多いです。
植え替え:必ずしも必要ではありませんが、自分の水やりの頻度に合った土に植え替えると管理しやす
いです。
春秋であれば、新しい土に植え替えることで生育を促す効果もあります。
土は多肉植物用の土でも良いですし、数種類の土をブレンドしたものでも良いです。
私は、野菜の培養土:鹿沼土小粒:赤玉土小粒を3:4:3程度の割合にブレンドしたもの
を使用しています。
(植え替え数が少ない時は、この土単体で使用します)
(通常は、この3種類をブレンドして使用します)
また、害虫予防のためにオルトランDXを土に混ぜています。
鉢は、水捌けの良いものが育てやすいですが、可愛いリメ缶などでも大丈夫です。
ただ、あまり大きすぎるものは水の管理が難しくなるので、株と同程度か一回り大きい程度
のものを選びます。
左が同程度の大きさ、右が一回り大きい鉢に入れてみました。
鉢を選ぶ際の参考にしてみてください。
植え替えは、土がカラカラに乾いた状態で行った方が根を痛めません。
根鉢(下の写真のように根が土を抱えて鉢の形状になった状態)が張っている場合は指の腹で優
しくほぐしながら土を落としてあげましょう。
この時に、簡単に取れてしまう根は取ってあげても大丈夫です。
根元付近についている枯葉は風通しが悪くなる原因にもなるので、付け根から取り除きます。
この時の根の状態の観察も大切です。
株が元気な場合は、特に心配ありませんが、少し元気がない時には、貝殻虫などが根につい
ていることがあります。その場合には薬剤を散布してあげます。(虫といっても、白いフワ
フワしたものです。一般的なイメージの虫とは違うので、苦手な方もあまり怖がらなくても
大丈夫だと思います。)
私は、ベニカXファインスプレーを使用しています。
根の長さを考慮して、鉢の底に少し土を入れます。
片手で苗を植えたい高さで持ちながら、
反対の手で苗の脇から土を入れていきます。
鉢のヘリ部分まで土が入ったら、鉢をトントンと軽く叩いて土を馴染ませながら、足りない分の土
を追加していきます。
植え替えが完了しました。
今回は、2ポットお迎えしたので、2種類の大きさ(A -25とA-30)の鉢に植え替えてみました。
休眠期の夏・冬の植え替えは基本的にお勧めしません。
ただ黒いビニールポットで購入された場合は、鉢は交換された方が良いと思います。
根をあまり触らず(根鉢がある場合は崩さず)、新しい鉢の大きさに合わせて足りない分の土を追
加するぐらいでしのぎ、植え替えに適した季節を待つのが良いかと思います。
水やり:春秋は植え替え後に鉢底から水が出るくらいの水をあげます。
夏冬の植え替えの場合は、葉の水分を触って確認し、張りがない様であれば少しあげます。
③その後の管理方法
置き場所:屋根や軒があり、風通しの良い明るい場所で管理します。
日が当たる方向に傾いて成長しがちなので、時々鉢を回して傾きを矯正してあげましょう。
水やり:春秋は土が完全に乾いたらたっぷりと水をあげます。
他の植物のように頻繁にあげると根腐れしやすくなるので表面だけでなく、中までしっかりと
乾燥してからあげてください。
私は、鉢を裏から見たり、持ち上げたりして確認するようにしています。
また、水を葉にかけた場合は、葉と葉の間に水が溜まってしまいます。
そのままにしておくと、季節によっては蒸れや焦げの原因になることがあるので、吹き飛ばし
てあげます。(自分の息やブロアーなどを使って)
夏・冬は水やりにも注意が必要です。
夏は、日中に水をあげると蒸れてしまいやすいので涼しい日の夕方に少しあげます。
逆に冬は、凍結を避けるため温かい日の日中に少しあげます。
次に④私とローラの1年間を紹介予定でしたが、とても長くなったので、続きは次回のブログに。
よろしければ、また、ご覧になってください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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